「髪に優しい」と「地肌に優しい」の両立は難題でした。
例えば洗浄力を弱くして、シリコンやオイルをたくさん配合すれば、髪の手触りの良いシャンプーは作れます。しかし頭皮の汚れも落ちきらず、頭皮が油っぽくなってしまいます。逆に洗浄力を強くして、肌にも低刺激、とうい事になると、普通の石鹸で事足ります。しかし現実に普通の石鹸で髪を洗うと、脱脂力が高く、PHが高いため、髪の潤いが不足するとともに表皮(キューティクル)が開き、髪がもつれやすい洗い上がりになってしまうのです。
◎無添加・ノンシリコンの天然堂が目指す「皮膚と髪の両立」とは・・・ 髪には洗浄力が抑え目で、無理な洗浄をせず、主成分の洗浄成分、「天然アミノ酸」自体のPHが低いため、毛表皮も開かず、髪の内充物質は流出しにくくなります。また配合の「天然ヒアルロン酸」 が毛髪にうるおいを与えます。地肌にも洗浄力はやや抑え目ですが、余分な油脂を新たに付着させないため、皮脂バランスは最適に保たれます。
また「天然ヒアルロン酸」は頭皮にもうるおいを与えてくれます。この事は頭皮や毛根の若さを保つ上でも効果的なことです。
①合成界面活性剤を含まない
◎体内に吸収され分解できない本来皮膚は排泄器官ですから、皮膚から吸収される事はほとんどありません。しかし界面活性剤(油と水を混ぜ合わせる力をもつ)は、その性質上皮膚から体内に吸収されてしまいます。口から吸収された毒物は非常に短期間で体外に排出されるのですが、それに対し皮膚から侵入した毒物は、排出方法がないことからほとんどが蓄積されてしまいます。石油系合成界面活性剤は非常に人体に有害で長年の使用により、皮膚のバリアの役割をする「皮脂幕」を破壊し、ますます吸収されやすい状態を作ります。
この石油系合成界面活性剤は体内に入った後も界面活性剤としての機能を持ち続けたまま、いろいろな弊害をもたらします。 繊細な毛根の働きを妨害し、薄毛、ハゲ、白髪に発展します。 また、石油系合成界面活性剤は脱脂力が強すぎるゆえ、そのまま使用すると髪が絡まってどうしようもない状態になることから、ラノリンなどの動物性油脂、若しくはシリコンや合成ポリマー、高価な製品でも油脂を混合させ、髪をもつれないようにする工夫が必要になります。結局この余計な成分が髪のみならず、頭皮に残り、この成分が毛根に詰まると、毛根の呼吸を妨げる2次災害に発展します。 しかも恐ろしいことに、市販のほとんどの製品にこの合成界面活性剤が多量に含まれています。それほどまでに、天然石鹸系洗浄剤と合成界面活性剤ではコストが違うのです。
天然堂の製品は全てヤシから作られる天然石鹸のみを洗浄剤として使用し、発泡剤や助剤とての合成界面活性剤すら含有していません。
合成洗剤の例:ラウリル硫酸ナトリウム、など、「ラウリル~」 ラウレス硫酸ナトリウム、など「ラウレス~」 アルキル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムなど硫酸系の界面活性剤
②シリコンを含まない
◎シリコンは洗ってもなかなか落ちない。よく誤解されていますが、シリコンそのものには害はありません。実際、ヘアケア製品のほとんどにシリコンオイルが配合されています。シリコンは髪をツルツルさせ、艶感を出しますので、多量に配合すれば人気を得やすくなります。某メーカーのオイルも、表面上は天然系を唄っていますが、中身はほぼシリコンオイルでした。
シリコンオイルは皮膚に付着するとなかなか取れません。ヘアケア製品の製造工場でもシリコンを使用した製品を作った釜は、そうでない製品の3倍は洗浄しないと次の製品の調合に使えないそうです。 スタイリング剤のような髪にのみに使用する製品に含有されるならまだいいですが、シャンプーは頭皮に直接付けて使用する洗浄剤です。こんなものにシリコンが入っていては頭皮には常にシリコンが付きっ放し。どんどん重合して蓄積される一方です。
しかし現実は、手触りを向上させるために多くのシャンプーがシリコンを配合しています。 育毛の見地から行っても、頭皮に常に異物が付いていたり毛穴を詰まらせているのは実に危険。シャンプーして異物が頭皮に残るのなんてそんなものを製造するメーカーもどうなんだろう、と疑ってしまいます。 シャンプーは頭皮にこんなものを残すべきではない、と思うのですが。
シリコン例)ジメチコン、ジメチコノール
③余計な油分を含まない
◎油分が毛穴に詰まり酸素が通らない、毛根が働かない。髪に必要なのはあくまで「油分」ではなく「水分」です。良く髪を守るために椿油などを使用する方がいらっしゃいますが、この椿油が髪に幕を張り、髪の水分を守る、という効果を狙っているわけで油そのものが必要なわけではないのです。
髪に油が残るのは問題はありませんが、シャンプーに含有されている場合は頭皮にも残ります。ある程度の油脂は頭皮保護のため必要なのですが、現代の食生活ではほとんどの方が油分分泌過剰気味になっています。この過剰な油が毛穴に詰まり、酸素を通さない事から毛根の働きを弱めてしまうと考えられています。
血液を経由して、毛根に「髪を作る原料」と「そのための燃料」が運ばれてきます。髪の製造は「毛根の運動」であり、運動には必ず燃焼を伴います。燃焼には酸素が必要です。この酸素は、普通なら隙間が多い毛穴から吸収するわけですが、ここに油分が詰まることで酸素を遮断してしまうのです。安全な天然油分であっても、皮膚に残しすぎると皮膚の排泄機能に弊害をきたし、過酸化脂質により皮膚のダメージをおこし、炎症やフケの原因になる可能性が高いのです。
天然堂の製品は油ではなく、天然ヒアルロン酸を高濃度配合することにより髪と地肌に本来必要な「水」をしっかり守ります。ヒアルロン酸は酸素の透過性に非常に優れており主に高級化粧水に使われる原料です。
④優れた洗浄力を持つこと
◎汚れを落としきらないと脂漏性脱毛の原因に・・・シャンプーは汚れを落とすのが目的で使用しているのです。汚れを残したままにしていると大変な状態に発展します。 現代の食生活では油物、揚げ物を避けるのは難しいと思いますが、この油脂の一部が毛穴から排出されるのです。ちゃんと洗浄しないと皮脂が毛穴をふさいで酸素を遮断するだけでなく、酸化し、フケ、炎症、悪臭の原因になり、やがて毛根の脱落という最悪の事態を招きます。 これは高価なシャンプーに多く見られる傾向ですが、いくら髪が優しく洗いあがるとしても、満足に洗浄できていない製品が見受けられます。 頭皮の汚れが取れていない上に油分まで補給するという結果になると頭皮は油だらけになってしまいます。髪はもちろん痛みませんが、頭皮のコンディションは悪化します。
「天然成分主体」や「髪がしっとり優しい」なだけのシャンプーでは頭皮のコンディションには逆効果になりかねないのです。
天然堂の製品はヤシで作られたアミノ酸でつくられています。必要にして十分な洗浄力を持ち合わせています。
⑤合成添加物を含まない
◎合成香料は恐ろしい有害物質、防腐剤は毒です合成香料は主成分の合成界面活性剤に比べると配合量が少ないことから大きな問題とは捉えられませんが、毒性は同様にかなり強いのです。元々意味のない成分ですから、配合していない方が良いに決まっています。しかし香料はどんな優れたシャンプーでも使用しているケースが大半。シャンプーの原料臭は、香料でも入れないとけっこう嫌な匂いなんです。
天然堂の製品は「合成ラベンダー香料」ではなく「本物のラベンダー」を使用。「合成オレンジ香料」ではなく「本物のオレンジの皮」を使用。すばらしい天然の香りで安全で快適なシャンプーを楽しんでいただけます。
防腐剤を入れないとどうしてもシャンプーが腐敗します。防腐剤は殺菌剤ですから、毒性がありますが、入れないことにはシャンプーやトリートメントが腐敗してしまいます。しかし、 天然堂ナチュラルヘアソープやスタビライズシャンプーは天然由来の抗菌剤として毒性の低いフェノキシエタノールを最低限の量しか入れていません。そのため腐敗する恐れがあります。これも通販でしか販売できない理由のひとつです。食品ほど腐りやすくはありませんが、開封後2ヶ月以内にご使用ください。(冷蔵庫に入れれば大丈夫です。)